目が覚めた。
今日もまた1日が始まる。
今日は仕事。さてどんな1日にしよう。
昨日の地震、凄かった…
つい昨日はうたた寝をしてしまっていて、地震警報のけたたましい音と激しい揺れに目を覚まして、寝起きで全く意味が分からず、ただただ恐怖。
信じられないくらい横に揺れてた。
でも花瓶をはじめ、特に被害がなくてよかった。
ガンダムが倒れたくらい。
そして揺れに酔って気持ち悪くなるという…
防災バック、夏前くらいに解体してしまってなかったので、こりゃいかんなと身の引き締まる思い。
ちょうど職場で防災食や水を配ってくれている期間なので、またしっかり作っておこう。
さて、おかんとロンドン、最終章です。
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まだ暗いうちに目が覚めた。
この日は遠出するためホテルでの朝食も始まっていない時間に出発した。
それを見越して、昨日のロンドンでの滞在時に朝ごはんになるようなものを買っておいたのだ。
大量のフルーツに、サンドイッチなど。
ロンドンでは道端でフルーツを売っていることが多く(マーケット的な感じで)母は
「やっすい!!!買お!!!」
とガンガン購入していた。そして歩きながら食べたり、ホテルへ戻ってきてから食べたり・・・口が寂しいと言って、常に何かしら食べている人である。
無事に切符も購入して、目的の電車へ乗る。
湖水地方へ日帰りで行く計画をしていたのだ。
ビアトリクス・ポターの世界へ行ってみようとなって、ウィンダミア湖を目指す我々。
無事に電車に乗れたので、ほっと安心。
とにかく当時、あんまりメジャーじゃない施設なのか、イギリスがそんな国なのか(多分後者)とにかく情報が少なくて、かなり苦労した。
サンドイッチを食べながら車窓の景色をパシャパシャと撮る母。
私たちはボックス席に座っていたんだけど、母娘で出かけている私たちをほほえましいと思ったのか、通路挟んで隣に座っていた老夫婦に話しかけられた。
「なんて言ってるの?」
「へぇ~!!え、これ聞いて」
と通訳を頼まれる私。
そして話せてすっかり楽しくなった母は、フルーツ食べる?とおすそ分け。
じゃあ1つだけと受け取ってくれる夫婦。
うれしくなった母は日本から持参した小梅や飴も差し出す。
が、さすがに断られてた。笑
そしてその夫婦も降りていき、電車内に人も少なくなった。
そうしてやっと到着!
ロンドンとは打って変わってかなりののんびりした街である!
長らく乗っていたので、伸びをして、湖畔をお散歩。
気持ちがいい~!
ベンチに座っていると、食べ物を狙う鳥たちが寄ってくる。
気にせずみかんを食べる母。
しかも皮をちぎってあげてた 笑
なんとかビアトリクスポターの世界にもたどり着けた。
そこはディズニーランドの「it's a small world」みたいな感じで、ぬいぐるみなどでピーターラビットの場面の再現がされていて、そこを回っていくような感じ。写真撮影も自由に出来るので、一緒にパシャパシャ撮りまくり。
最後にショップがあって、そこで母は吟味しながらぬいぐるみやグッズをたくさん購入。実に楽しそうであった。
周りをのんびり歩いて、さぁそろそろ戻りますか~と駅に向かい、切符を購入しようとしたら…
え?めちゃくちゃ切符代が高い・・・!!!!
行きは1人5,000円いっていないくらいだったのに、何度やっても二人で3万円くらいする…なんで?なんか変な特急みたいなの使ってる?いや使っていない。しかも、そこの駅は無人駅だったのだ。
そして我々はなんと…
2人合わせても3万円の現金を持っていなかった。
「・・・」
母「日本円は・・・使えへんよねぇ・・・」
使えん。笑
私はクレジットカードは持っていたが、まだ暗証番号で取引できるチップがついたカードがそこまで出回っていなくて、その点で私のクレジットカードは使えなかった…
が、母が1枚チップがついたカードを持っていた!!!
が、
私このカード1回も使ったことない
なんでそんなカード持ってきたーーーー!!!!!??笑
PINコードって何?え?
多分、これかなぁ???とピピピと入力すると…
使えたーーーーーー!!!!!!
無事に切符が変えて電車に乗れたのである。
すぐ携帯で調べてって時代でもなかったので、本当に困った出来事だった。
帰りの電車でガイドブックを読みこみ、そして帰国してから調べたら、
イギリスの電車って片道・往復・曜日・時間帯によって料金が違うとのこと。
なので、私たちが行きで乗ったときは、早朝だったのでとても安い金額だったけど、帰りはちょうどピークタイムにかかるので値段が3倍にも変わっていたのだ。
トラップや~…
イギリス旅行の際は皆さんお気を付けください!
切符は事前に購入出来るので、買えるなら買っておくことを心の底からおすすめします。
何はともあれ、無事にロンドンまで帰ってきたら安心して、安心したらお米が食べたくなったと母が言い出し、チャイナタウンへ行って中華を堪能。
食べながら、疲れたのか母はウトウト。
いや~大冒険だった…とホテルまで帰ってきて寝る。
そして翌日は半日だけ時間があったので、街を少しぶらぶら。
地下鉄の看板と記念撮影したり、
電話ボックスと写真を撮ったりと楽しむ。
母は、昨日自分のクレジットカードで事なきを得たことに自信を持ち、シャイが消えていた。
この環境に”慣れた”ようで、臆することなく色々行動していた。
そして帰りは送迎をつけなかったので、電車で空港へ。
チェックインも無事に済ませ、空港を徘徊してから搭乗口で飛行機を待つ。
かなりのドタバタ旅行だったけど、母はすっかりロンドンを気に入ったらしく、
「将来住んでみたいなぁ~!階段のある家が多いから、介護職流行るんちゃうか?」とブツブツ言いながら、撮った写真を眺めたり、名残惜しそうにしていた。(母は介護職に就いている)
搭乗して、母は映画を見始めた。
ミールサービスが始まった。
母は窓側、私は真ん中、そして通路側には知らぬ人が座っていた。
CAさんがカートを押して我々のところへ来た。日本人だった。
「お客様、本日はチキンとパスタの食事のご用意がありますがどちらになさいますか?」
私はこのセリフをしっかり覚えている。
なぜなら母との会話以外に久々に聞いた日本語だったからだ。
「じゃあ私はチキンをお願いします」と頼んだ。
そして同じことをCAさんは母にも訪ねた。
すると母は…
「ん~、パスタプリーズ」
と一言。
私、CAさん、そして通路側の見知らぬ人が一瞬面食らった。
「ちょ!お母さん!今日本語で聞かれたよ!!」
と小声で返すと
「嘘!!英語やと思った!!!!」
と恥ずかしがりながら爆笑する母。
「もう耳が英語耳でな~」
などと言っていた。
凄いな、なんかどこでも生きていけそうよこの人…
そんなこんなで、私たち母娘のロンドン旅は終わったのであった。
今でもこの話すると笑えるし、母に今まで行った国でどこがよかったかと聞くとイギリスと答えるくらい、楽しんだようである。
(母とは5~6か国一緒に旅行へ行っている)
最近はコロナで海外旅行に行けなくなってしまっているけど、また再開して家族で旅行、行きたいな。
我が家の家族旅行、かなり面白いので、また書きます!
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さて、ついに今週末が英検の試験である。
受ける人、頑張りましょう!!!