目が覚めた。
今日もまた1日が始まる。
今日は休み。さてどんな1日にしよう。
シンシン・・・ファサファサ・・・という音で目覚めた。
我が家には窓にカーテンがないので(なぜないかはまた後日書く事にしよう)窓の外を見てみると真っ白な世界が広がっていた・・・!
私はあまり雪が降らないところで生まれ育ったので雪にはなにか憧れのようなものがあり、なんだかとてもワクワクする。
せっかくなので今日はその雪にちなんで先日行った温泉の話を。
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元々は海外旅行に行こうと計画し、チケットを取りホテルも予約したが結局コロナのおかげで断念せざるをえなかった私たちは、じゃぁ温泉行こうかという結論になり、どうせならご飯のおいしいところに、それと日本酒好きな友達のことも考え、新潟は越後湯沢温泉に行ってきた。
せっかくなので舞台となっている川端康成の雪国を読んでいこうよ!と意気込みそれぞれが読むのだが・・・
あぁ!何だこれまったく読み進まない 笑
たった180ページしかないのに、旅行前日になっても
「私まだ8ページ目」
「私12ページ目」
という会話が飛び交う。
今回は池袋から往復バスで行ったので、行きのバスで読むも爆睡・・・
頑張って読み終わった友から感想を聞くと
「時間の無駄だった」
とこれ以上読み進める必要があるのかと心折れそうになる感想をいただくもなんとかその後旅館で読み終えたのだった。
たしかになんだこりゃって作品だったが、湯沢の街には雪国の世界がいたるところに散りばめられており、それに訳がわからないままでも「あのシーンはさ結局どうゆうことなの?」とか話し合ったり出来るので読んで後悔はない。
ちなみに「雪国 解釈」で検索すると中々深い洞察を知れて、物語の意味がわかってきた。
文だけ読んでもわからない私たちのレベルの低さよ・・・笑
さて池袋から片道約3時間で湯沢ICに到着。
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」
という有名な書き出しをイメージして楽しみにしていた雪景色だったが、今年は暖冬で雪は山の上の方のみ。気温も18度とどっちかというとちょっと暑い。それでも景色が本当に素晴らしくて、なんだかオーストリアのインスブルックみたいと呟くと友達も賛同。
「湯沢は日本のインスブルック」とここに決めることにする。
駅まで20分ほど歩く。とても気持ちが良い。
人がいない。車は走っている。空気が澄んでいる。
見渡せば街を囲む美しい山々。仕事を休んで来ていたので最高。
駅に到着してまずは腹ごしらえ。
名物のへぎそばと舞茸の天ぷらをいただく。
そばにコシがありつるっと喉越しよい。舞茸は肉厚。
そしてこのお茶、そば茶がとても美味しかった。
お腹いっぱいで動けないので少しそば茶と共に談笑して、次のお楽しみ地、ぽんしゅ館へ!(といっても同じ駅構内にあるので距離にして20mくらい)
まずはたくさんあるお土産をブラブラとみる。
そして日本酒好きの友がもう待ちきれなさそうだったので、利き酒を。
ここでは500円でおちょこ1つとメダル5枚をもらえて100を超えるお酒の中から好きに飲めるのである!(お酒の種類によって必要メダル数が変わる)
主に日本酒。私のように日本酒に全然詳しくなくても大丈夫。
人気ランキングというものがあり(週ごと?月ごと?に出してくれている)私はそれを参考に飲んでみようと1位から飲み始め・・・
2位だったこちらが一番美味しかった!友達とも一口ずつ飲み合いっこしたのだが満場一致でこれが一番だった。マスカットのような風味がありとてもさわやかな飲み口。
ランキングを見て飲んでたら見事にメダル1枚のみのものばかりだったのでおちょこ5杯分と、友達の試し飲みとで結構飲んだ気がする。500円でとても楽しいひとときであった。
ここは日本酒以外にも色んな新潟のお土産の取り扱いがあり、中でも私の心を掴んだのが醤油!
写真を撮り忘れたけどそれはまぁたくさんの種類の醤油があり、私も2つ自分用に購入。
チェックインの時間になり、旅館へと歩いていき、そこからはもう温泉三昧。今回はこちら、
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さんにお世話に!
ここは旅好きの知人に教えてもらったのだけど、本当に良かった!
お風呂が4箇所28種類あって男女で時間により入れ替えになるので、計画を練り全種類制覇!
全てに露天があり、洞窟風呂などちょっと変わったお風呂もあり・・・楽しめた。あとは平日だったこともありお得なプラン&人も少なく本当にリラックス出来た。お湯はさらっとしたもので少し熱め。でも寝湯があったり露天が充実しているので熱い!と感じる事はなかったかも。
到着してまずはひとっ風呂。
夕食食べて、お腹いっぱい~と速攻寝た友達を残して起きてた友達とまたお風呂。
朝、早く起きてひとっ風呂。
朝ごはんもりもり食べてひとっ風呂。
自分でもビックリするくらいお肌プルップルになり顔色良くなり、目の下のクマもだいぶ薄くなったのは感激!
ご飯にも定評のある宿でいつもはバイキングらしいけどこのご時世なので夜は会席、朝は和定食に。
でもこれがまぁびっくりする位の量で食べきれないくらい!しかもどれも美味しいったらない・・・!
お刺身にお肉にお魚に鍋にデザートまで!
お刺身はかまくら風!可愛い^^
そしてさすが米所!夜は湯沢産のお米、朝は南魚沼産のお米でまぁ本当に美味しいこと美味しいこと・・・個人的には湯沢産のお米が好きだった。
館内、至る所に生花が生けてあって、どれも素敵だった。
この日はユリがたくさん使われていたので、とてもいい香りだったよ。
清掃も行き届いていてとても気持ちのいい滞在が出来た。
チェックアウトが11時と遅めなのもありがたい。駅までは送迎もしてくれるよ(ちょうど雨降ってきたからありがたい)
駅まで送ってもらったあとは、駅前のカフェで温泉コーヒーなるものを。行きの時点で看板を見て気になっていたのだ。
酸味強めのまろやかな口当たりのコーヒー。ガムシロ入れたら友達からめちゃくちゃ非難された。ダメなの?笑
奥に少し見えてるけど、米粉で作ったロールケーキ(名前があったけど忘れた・・・)も絶品だったよ。
駅でお土産と帰りのご飯にと爆弾おにぎりを買い(1個1合!)
岐路に着いたのであった。
あぁ楽しかったなぁ。湯沢、本当に観光するとこなくって(笑)でも逆にそれがとても良かった。美しい景色と温泉と美味しい食事。忙しい東京で疲れた身体と気持ちがとても満たされた旅になったのであった。
ちなみにお土産に温泉のもとを購入し、コロナでどこ行くのもキャンセルしている実家の両親に送ったのだが、とても良かったと絶賛。
うむ、越後湯沢温泉恐るベし。私の中の定番温泉になるかもしれぬ。
楽しい旅を回想する日曜。また気軽に旅行出来るように早く世界中が落ち着くといいな。そんなことを思いながら、自粛の2日目は部屋の掃除をして過ごす、そんな1日である。