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Hello!! from Tokyo.

コロナを機に新しい業界に飛び込んだ元旅のプロ。東京一人暮らしのミドサー女子が今日も日常を綴ります。

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インド、それは凄い国だった③

インド2日目、宿についてからの話。

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お腹がすいた。さて何か食べよう。

しかしどうしよう。

我々はガイドブックを頼りに1件のお店を訪ねた。

エアコンあり!と看板に書いてあるお店が多い。重要事項なのだろう。

かなりのメニュー数ではたしてどれを頼めば・・・と途方に暮れかけたら、最後の方のページにミールス(いわゆる定食みたいなもの)があったのでそれを頼んでみた・・・

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すっごい豪華!!!そして凄い量!!!

食べれるかな・・・って気持ちより、インドだ!本場だ!って気持ちの方が強く、でもいつもの癖でトマトを食べようとして、友人全員に止められた。

「ここインド。やめなさい」

そうだ、生野菜は避けるんだった。

美味しい。向かいに座る友達が「カレーがぬるい」と言っていたので、確かにそんな感じはしたけど、美味しい。多分インドに来て1食目というスパイスがかかり余計に美味しく感じた。食に環境は大事である。

ちなみに今回の旅ではこちらを持参し、全員に食後に強制的に飲ませていた。

パンラクミン錠 350錠 【指定医薬部外品】

パンラクミン。これはビオフェルミンのような整腸剤に消化も促す成分も含まれており、旅を生業としている我々にとっては必需品である。

私は相性がとても良く、毎日びっくりするほどの調子の良さであった。快便。さらに今回ほぼ、食あたりなどもなく過ごせたのもパンラクミンを飲んでいたということも大きかったと思う。(ほぼの意味は後々わかる)後に私は普通に生野菜を食べる事になるし、うがい歯磨きなども水道水で行っていたが何ともなかった。これはインド旅の必需品だと思う。これは言っておく。正露丸を飲む頃にはもう遅い。もう効かない。インドにはパンラクミン。

 

さてお腹が満たされた私たちは街を歩いてみようということになり、数々の雑貨が買えたり、見るだけでも楽しいと噂のビシュワナスガリという路地裏を通ってゴールデンテンプルへ行く事に。

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お店が道の両側にあって人の往来が激しくとても写真を取れる状況じゃなかった。そしてその人の多さにとてもお買い物を楽しむ空間ではなかった。

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洗濯物が奇麗に干されている。

通り抜けただけで終わり、ゴールデンテンプルへ向かったのだが、外国人は1人600だか900ルピーで手続きもパスポートが必要ということで何だかめんどくさく感じた私たちは、その後火葬場へ向かった。いきなりこの街のメインへ向かう私たち。道中、後ろから声が聞こえ振り向くと、黄色い布で覆われた”もの”を担架で運ぶ一行に出くわした。そう、遺体である。

同じ方向に向かい過ぎ去っていった。足が少しすくんできた。

また後ろからやって追い抜いて行った。別に誰も驚くでもなく、哀れむでもないそんな街の姿に、本当にこの街では、いやこの国では、これが日常なんだと感じる。

ガンジス川が見えたと思ったと同時に火葬場へ着いた。川のすぐそばにそれはあった。建物の中にチラッと火が見える。そして建物の外でも火が3カ所で燃えていた。

川の方へ回り、ボーッと4人で見ていると1人のインド人が話しかけて来た。4人のうちの1人が熱心に彼の話を聞いていた。私も含めて残る3人は、ボーッと火葬場を眺めていた。あの外の3つの火は遺品を焼くのかな?まずはガンジス川に行くんだねとか少しだけ話しながら、ボーッと眺めていた。

彼が説明してくれた。

まず、運ばれて来たらガンジス川に浸かる。そこで色んなものを洗い流すんだよと。そして少し日に当てる。番が来たら火葬する。子供は火葬せずそのまま川に流すそう。

すると彼が、近くに行ってみてみないかい?僕が案内すると言ってすぐ側まで連れて行ってくれた。

すると驚いたことに、外の3つの炎こそが火葬場だった・・・!!

すぐ横を通って、ふいに目をやって・・・驚いた。けど嫌な感じやショックなどは受けなかった。受けなかった自分に驚いた。

あれ、じゃあこの建物は何だ?いや火葬場に間違いはないようだ。絶えずずっと炎を燃やしているそうでそこも少し見せてくれた。

ただただそこにそれはあった。運んで来た人達は遺族だったり、ボランティアだったり。皆なにか話していた。外国人の私たちがいることも全く気にした様子はなかった。きっとありふれた風景なのだろう。

死はすぐそばにあった。それは日常だった。風景だった。

 

色々案内してくれた彼はすぐ横にあるショップのオーナーだった。

よかったら寄付として薪代をと言っていたので、私は50ルピー差し出した。

結局1時間くらいそこにいたと思う。

誰からともなく、「行こっか」と声をかけ、火葬場を後にしたけど、なかなか誰も喋らない。

ちなみにもちろん写真はNG。しかし撮る気にもならない。

また、勝手に火葬場に近づくのも遠慮したい。「彼」がいたからこそ行けた。

 

無言でぞろぞろと歩いている私たち。「ね、せっかくだからラッシー食べて行こうよ」と提案し、超人気店であるBLUE LASSIへ。(ちょうど火葬場からの帰り道にあったので、行きに通りがかった時に帰りに寄ろうと話していたのだ)

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大人気店なだけあり混んでいたけどラッキーなことに座れたので店内でいただくことに。

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ここのは飲むというより食べるラッシー!しかしこれがもうとてつもなく美味しかった・・・この後ハマっていたるところでラッシー飲んだけど、間違いなくここのラッシーが一番美味しかった。バラナシ行ったら絶対行くべき。食べ終わったら所定の場所にバシッと棄てる。器ごと。これがインド式。

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結構歩いて、疲れたねってことで一度宿に戻って休憩。宿まで徒歩30分くらいと、意外と距離があるのである。

18時から夜の儀式ってのがあるから見に行こうって話してたけど、時間が迫ってくるなり、ちょっとめんどくさいねと言い出す私たち。いやいやでもせっかくだから行っとこうかと重い腰をあげて出向く。

ちなみに川沿いに歩くのが一番早いのだと、ラッシー屋からの帰りに気づいた。夜の儀式のあるガートまでは宿からまさかの5分程で着いた。ぜったい川沿いをオススメする。

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人が結構集まっていた。

しかし、少し単調なので20分程見て退散。

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さて、お腹すいたぞ。何か食べようとなって行き着いたこのレストランに我々はハマってしまった。

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Spicy Bites(スパイシーバイツ)

豊富なカレーの種類、そして何を食べてもめちゃくちゃ美味しい!!

そして安い!1食80ルピーとか・・・

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そして私は気づいた。ナンも美味しいけど、チャパティがとてつもなく美味しい。この写真の物がチャパティ。ナンより薄く香ばしい。なにより油っぽくないのが私は好きだった。なのでカレーにはいつもタンドリーチャパティ。ナンもバターナンとか色々種類があって良き。もちろんライスもある。

 

そしてお店のスタッフが良い。(写真撮れば良かった)

気に入りすぎて、私たちはこのあと2回訪れた。つまりこの後のバラナシの食事は全てスパイシーバイツで取った。それくらい美味しかったし、それくらい全く飽きないほどの味とメニューの多さ。

大満足の帰り道、テンションの上がった私たちは更に買い食い。

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お好み焼きみたいなものとあげたてのサモサ。

もうインドの食に対しての恐怖みたいなものはこの時点でなくなり、私たちはインドに2日目にして早くもハマり、染まって行くのだった。

 

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書いていて、またスパイシーバイツへ行きたくなった。

正直このお店行くためだけにバラナシへ行きたい。あ、行ったらラッシーも飲まなきゃ。