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Hello!! from Tokyo.

コロナを機に新しい業界に飛び込んだ元旅のプロ。東京一人暮らしのミドサー女子が今日も日常を綴ります。

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これは楽勝である。

目が覚めた。

今日もまた1日が始まる。

今日は休み。さてどんな1日にしよう。

 

以前、行こうか迷っていた歯医者。

 

omr2227.hatenablog.com

 勇気を出して予約の電話を掛けると、

「今非常に混んでおりまして・・・明日の16時はいかがでしょう?」

あ、え?混んでるけど明日は取れるのね と快諾し、その明日が今日だったので行って来た。

 

少し前置きとして私の話をすると、

私は歯医者が苦手である。

ここまでだとよくある話だけど、いや私のもよくある話だけど。

私は小学生から高校の終わりまでずっと歯科矯正をしていた。

これは今となればとてもありがたい話で親には感謝しかない。兄弟みんなしていたので莫大なお金を親は私たち兄弟の歯にかけてくれていたのだ。

なんて素晴らしい親なのだろう。

しかし私は青春時代をずっと矯正器具をつけて過ごしていたので、年頃の女の子としては少し思うところがあった。

正直、自然に生え変わった歯など数えるくらいしかない。

全て歯医者に行って抜いていた。

そしてまだ生えていなかった親知らずもレントゲンを撮ると写ってきたので口腔外科で手術というと大げさだけど、歯茎を切って取り除いた。

矯正器具は歯磨きを頑張っても虫歯がどうしても出来やすく、歯を抜く以外でもよく歯医者に行っていた。

矯正をしてもらう歯医者とは別の地元の歯医者なのだが、これがもう典型的な昔からある歯医者で、待ち合い室にいると泣き叫ぶ声が聞こえるのだ。

そしてあの独特のにおいと音。

診察台の横の机には何本もの針の先が少し折れ曲がった麻酔用の注射器が置いてあって、見るだけで恐怖だった。

おじいちゃんに近い年齢の白髪の先生。鼻毛まで白髪になるんだなと子供ながらにそんなことに意識を飛ばしつつ通っていた。

泣いてはないけど、何度か叫んだ思い出はある。

そして麻酔の注射の痛いこと痛いこと。針が太いんだよねぇ。。。何箇所かに分けて麻酔するから、その度に海老反りになるような痛みだった。

 

歯を抜くのも、ペンチみたいなので歯を挟んでぐりぐりと抜く。

「・・・んぁっ!ハァハァ」みたいな声を先生があげる。

歯ってなに。そうやって引っこ抜く感じなのねとますます怖くなった。

 

(消毒だけとかで行くと、治療代70円とかの時もあったのが印象的。今もそんな感じなの?)

 

そんなことが小さい頃からずっとだったので、私の中で歯医者は避けたい所という認識。

それに多分一般の人の3倍は行ったんだから長い人生しばらく行かなくてもなんとかなるはずということで社会人になってからは行ってなかったけど5年前のある日猛烈に歯が痛くなり渋々行くことに。虫歯だったので治療。出来たばかりのとても奇麗な歯医者で診察台の前に1人1台テレビがあり、海の中の映像などが流れててとても癒された。それにあの独特なにおいもないしそれはそれは快適だった。

そこから引っ越して今回、である。

 

医学の進歩できっと歯医者が痛いという時代ではないはずとわかっていながら(5年前の治療のことは正直ほとんど覚えていない。子供の頃の記憶はしっかりあるのに)そわそわする。お腹が痛い。

 

今回の歯医者も2年くらい前に出来たばかりのところだった。

その前はケーキ屋さんがあった。なんとも皮肉な話である。

 

問診票を書いて、先生に診てもらうと被せものがとれてるけどそこの歯が虫歯で穴が空いているのでレントゲンを撮りましょうと。

 

レントゲンかぁ、治療費高くなるなぁとぼんやり思う。

 

そしてレントゲン。

正直子供の頃から何度もレントゲンや歯の写真は撮られている。いわばプロと名乗ってもいいくらいである。

なんなくこなし、先生の診断を待つ。

 

ここの歯医者にも診察台の前に大きなテレビが1台あった。

今や診察台1台につきテレビ1台が歯医者の常識なのか。

しかし特に映像などは流れていない。

 

すると先ほど撮ったレントゲンと写真がそのテレビ画面に映し出された。

レントゲンの写真を見ながら、虫歯で穴が空いているのでそこを治療するけど、この下の神経まで行っているかもしれない。もしその場合は神経を抜いて隣の歯のように薬をつめて、骨にバイキン等がいかないような治療にするけどこれは削ってみなければわからないのでまず虫歯の治療をするよ、とのこと。

 

その隣の歯は神経と言われるところが奇麗に白く写っていた。

ここは神経を抜いて薬をつめてあるのか・・・

・・・そんな治療したっけ???

おそらく5年前の治療だと思うけど全く覚えてない。

でも歯科医が言うからそうなのだろう。

 

この歯医者では、医師は1人のようで同時進行で何人か患者を診ているので、診察台でボーッと待ちながら、前の画面の写真を見る。

レントゲン写真を見ながら、よく絵本とかに出てくる歯のイラストと全く同じ〜なんて少しアホに感動したり、矯正しているだけあって歯並びめちゃくちゃ奇麗だなと感心したり。

でも茶色い黄ばみがたくさん見えるのはやっぱり毎日コーヒー飲むからか?あとホクロ増えたな〜!肌も口回りちょっとキメが荒くない?なんてこと考えたり。

よく思うけど、私って考え出すと色んなこと考えすぎよね。

感受性と創造力が豊かなのね。納得。

 

先生が戻ってきて、じゃあ麻酔します と

 

え!?あ、もう治療開始なのか!?ちゅ、注射だ!こ、心の準備が・・・

と焦る。

挙動不振な私に気付き先生が、今日治療しても大丈夫?と聞く。

歯、少し痛いしこのまま放っておくより今日すべきよ!と私の中の私がささやき、御願いしますと身を任す。

 

注射は最初チク・・・いやそれもなかったな。まったく痛くなかった。

そして何回かしたけどその度1つ前の麻酔が効いてて全く痛くなかった。

 

まじか。医学の進歩か。

 

そんなこんなしているうちに、先生はあれよあれよと虫歯の治療を終えていた。

 

そして鏡を私に持たせ、虫歯全部取ってみたら、ギリギリ神経にはいってない。ちょうど神経が透けて見えるくらいなので、ここで保護の薬を入れておきますね。と。

良かった。

透けて見えるという神経はうまく見えなかった。

今思えばどんなものか見たかった。筋なの?

 

はい、うがいしてください

 

で、よくお笑い芸人さんがやっているような感じで麻酔してる部分から水が勢いよく出た。笑えた。これか。

多分見られてなかったと思う。心の中で笑う。もう1回やりたい。けどコントロール出来ないからやめておこう。私は大人だった。

 

あれよあれとという間に、歯の穴の空いてた部分は塞がれ、何事もない歯になった。

 

こんな短時間で・・・この人は名医かもしれない、なんて思った。

 

しかし、どうやらまだまだ他のところに虫歯があるようで、これからその治療をしていくことになった。

また始まる虫歯との戦い。

でもこんなに痛みを感じないなら、楽勝である。

 

恐れていた会計も2,000円ちょっとで安心。

 

なんだ、歯医者ってこんなに安全なところだったのか。

(何だと思ってたんだよわたし)

 

憂鬱な気分が晴れて、ついうっかり帰りにシュークリームを買ってしまった。

そして今コーヒーを飲み、そのシュークリームを食べながらブログを書いている。

・・・世の中に歯医者がこんなに多く存在することがよくわかった1日だった。

 

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今日の夕飯は魚にしようと思ってたけどパスタ食べたくなってきたな・・といつぞや食べたパスタの写真を見て思う。