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Hello!! from Tokyo.

コロナを機に新しい業界に飛び込んだ元旅のプロ。東京一人暮らしのミドサー女子が今日も日常を綴ります。

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遠藤周作という作家を通して自分を見つめる

目が覚めた。

今日もまた1日が始まる。

今日は朝だけ仕事。さてどんな1日にしよう。

 

来月から職場の業者が変わるので断捨離をしていて、最近色んな物をいただく。

今日は割れないお皿に、パスタに、お菓子に、チョコレートケーキ、そして卵!

 

この卵、なんと1個130円!

普段は10個で150円くらいの卵食べてるのに・・・

食べるのが楽しみだけど、しかし私は生卵アレルギーで、最近は火が通っててもある一定数を超えるとアレルギー症状が出てくるのだ。

 

そんな高級卵のオススメの食べ方は卵かけご飯・・・く、食えねぇ。

 

そもそも卵本来の美味しさを感じられる火を通した卵料理って何だろう。オムレツ??

卵焼きも目玉焼きも味付けしてしまうし・・・はて。

 

さて、私は去年、生死と向き合わなければいけない1年だった。

そんな時にふとしたきっかけで遠藤周作の深い河という1冊の本に出逢った。


深い河 (講談社文庫)

そしてこの深い河の舞台になっているインドにも行ってきた。

その様子は過去記事をぜひ

 

omr2227.hatenablog.com

 

死とは何なんだろう。その後どこへ行くのか、どうやって訪れるのか。

どう向き合うのか。なぜ死ぬのか。どうしてこんなにも怖く感じるのか。

など考えたらキリがなくなるほどだけど、去年から私はどうやら死生観について深く考え、そしてそれは無意識に考えており、とても敏感になっている。

 

そこで遠藤周作の深い河が私の心に引っかかったので彼の作品を呼んでみようと目についたものから読んでいる。


わたしが棄てた女 (講談社文庫)

愛って何だろうって思って手に取った1冊。

これが愛、これも愛。

正解は、ない。それが、愛。

完璧も、ない。不完全でも、報われなくても、それは、愛。

これが私の感想。


父親 (集英社文庫)

最近、家族のあり方について、家族の関係についてよく考えるので、遠藤周作はどう描くのだろうと興味を持ち、手に取った。

一般的な戦後の、昭和の、平成始まりくらの父と娘の話。

日常を描いた作品。それが私の感想。


沈黙 (新潮文庫)

今、沈黙を読んでいる。

神はなぜそれでも沈黙しているのか。ってキャッチコピーを読み始めてから見て、「その「沈黙」か・・・!!」と何だか目から鱗が落ちた。

あと半分くらいで読み終わる。

 

遠藤周作の作品のタイトルを見ると、もはや私が今求めているようなタイトルがついている作品が多く、きっと私は今遠藤周作を読むタイミングなんだと思い黙々と読んでいる。

 

彼はキリスト教の信徒だったようで作品にもキリスト教が出てくるものが多い。そしてずっと問いている。

私は仕事柄世界中の宗教に触れるので、そこも自分の今持っている知識と合わせながら読んでいる。勉強になる。

 

死生観の話・・・一番話しやすいところでインドに行った時の話で、これは裏話になるのかもしれないけど、友達とインドへ行ったけど(人の心や考えていることなんてわからないけどきっと)私は皆とは全く違う気持ちでインドに行ったと思う。

 

私につきまとうこの「死」の意味を知りたくて、「死」の他の解釈を知りたくて、インドに行った。

正直、人と軽く話す内容じゃないからあんまり深く話したりはしなかったけど、ひょんなことでインドの旅の感想を聞かれ、とりあえず表面的に話したら、どう凄かったのと深く突っ込んできたので、軽くこの死生観についての話をし始めたら、その人に

 

「ボクは凄く素敵だと思うけど、そうゆう面は隠した方がいいよ。じゃないとたいていの男性は引くよ」

 

と言われた。

 

凄くショックだった。別に男性に好かれたくて生きてるわけじゃない。

(そりゃ好きな相手には好かれたいけども)

でもそれが一般的な考えなら、死生観についてこうやって考えること自体おかしいのかななんて思ったけど。

 

けど、遠藤周作の作品を見ていると、皆遅かれ早かれ通る道なのだと感じたし安心した。

 

遠藤周作の世界観を理解しているであろう、インドに一緒にいった友人にさえ、最近遠藤周作の本ばかり読んでるというと苦い顔をされる。

 

でも私は知りたい。

 

きっと自分がその瞬間を迎えるまでわからないことだけど、いやその瞬間にもわからないかもしれないけど、私はずっと考え、問い続けていきたい。

 

そんな遠藤周作の未発表作品が見つかったと先日話題になった。

www3.nhk.or.jp

タイトルは「影に対して」

母親にスポットを当てた作品のようで来月発売される文芸誌か何かに載るみたいなのでぜひ読んでみたい。

 

それにしても「影に対して」ってタイトル・・・。

考えていることや、言葉の選び方なんかを見てるとどれも私を惹き付けるので、私は遠藤周作と似た様な感性を持っているのだろうか・・・

 

ちなみに私が愛して止まない宇多田ヒカル様も遠藤周作のファンのよう。

彼女の曲も、深く自分と、いろんな感情と向き合っているから私もきっとそんな感じなんだなと。そして彼女の言葉選びもまた独特で私の気持ちを掴む。

 「誰にも言わない」

 

 

誰にも言わない

誰にも言わない

  • provided courtesy of iTunes

「one way street 照らす月と歩いた 好きな歌口ずさみながら

  感じたくないことも感じなきゃ 何も感じられなくなるから」

 

好きな歌口ずさみながら、いろんなこと感じていこう。

 

ステイホーム中、実は自分と色々向き合って考えてみた。

自分のことが実は一番よくわからないよね。でもしっかり見つめなきゃ。

 

 

そういう意味では、いい自粛期間だった。(まだ継続中だけど)