目が覚めた。
今日もまた1日が始まる。
今日は休み。さてどんな1日にしよう。
さて、今日は前々から決めていたことがある。
そう、献血へ行く。
少し前に、SNSで
出産時に出血量が多く輸血が必要な妊婦さんが多くいる。
でもコロナ禍で献血数が減っていて全然足りていない。
ということを知った。
なるほど・・・それは大変。
しかし、私は献血をしたことがない・・・
理由は、、、
①注射が苦手
②自分の血液に自信がない
②についてだけど、私は昔から立ちくらみとか貧血になりやすく、健康診断で多血症と診断を受けたことがあったりと、自分の血液ってあんまり良くないのかなと思って、献血を避けていた。
でもここ数年、多血症と診断されなくなってきたし、①の理由は子供すぎると思い、よし!休業で毎日ごろごろしてるくらいなら社会の役に立てること少しでもしよう!!!
と意気込んで、初めての献血へ行った。
さて、献血ということで思い浮かんだのが、新宿西口にある献血センター。
(人がたくさんいたので近くの旗を撮影してみた)
ちなみに初めてのことだし、注射だし、倒れそうな気がすると思ってしょうがなくて、猛烈に緊張していた。
受付に近づくと、
『献血ですか!ありがとうございます!!!!』
と猛烈に感謝と歓迎を受け、私の初めての献血が始まった。
まず献血をしたことがあるかと聞かれ初めてと答えると、様々な質問を受けた。
近々海外に行っていたか、
不特定多数と性交渉していないか
覚せい剤は使用していないか
コロナにかかったり、濃厚接触者になっていないか
インフルエンザの予防接種はしているか
歯科治療を3日以内にしていないか
などなど。
その確認が済むと、検温と手の消毒をして中へ。
ちなみに初めてだと50分〜1時間くらい時間がかかるとのこと。
貴重品以外の荷物を預けて、カイロをもらい、水分を取ってくださいと促される。
無料のカップの自販機と、常温の水&スポーツドリンクのペットボトルがあったので、スポーツドリンクにしようと思ったけど、周りを見ると皆カップのドリンクを飲んでいたので、ペットボトル取るなんて卑しいかな・・・と妙なことを気にしてしまい、カップのホット緑茶をチョイスして椅子にかけて待っていた。
ちなみにこの時待ち合いスペースには3人、問診やチェックしている人が2人、献血をしている人が2人、献血待ちしている人が1人いて、
献血しに来る人って結構いるんだな、というのが印象。
さて、名前を呼ばれ、番号が書かれた紙を手首に巻かれる。
そして初めてなのでということで、赤い札を首からかけてくださいと渡される。
献血についての注意事項の動画を渡されたタブレットで見て、係の人からの質問に答える。
どうでもいいけど、私ここ数日あんまり人と話してなかったからか、それとも周りがうるさかったからかわからないけど、係のお兄さんの言ってることがイマイチよく聞こえない&わからなくて、答えにつまってしまうことが何回もあった・・・喋り辛い・・・と何故か思った。
まぁそれは置いておいて、肩に両手を置いて30秒間そのままの姿勢をキープし問題がないかどうかチェックを受けたら、一度また待ち合いスペースへ戻る。
私の1つ前の女の人が、献血出来ないとのことではじかれて戻ってきた。
あぁそうか・・・私もその可能性あるよなぁ・・・てかその可能性高い?とか思っていたらまた呼ばれた。
次は医師との問診。
先ほど答えた質問の答えに沿っての確認と、これまでの病気の有無や心配事などないかなど聞かれる。ここで血圧も計る。
問題なさそうですので、隣のブースで検査を受けて下さいと言われ、次は隣のブースへ。
どっしりとしたナースが待ち構えていて、またもや質問を受け、ここでは献血を受けられるかどうか少量の血を採って検査しますと。
「指先をちょっと刺して血を採取しますので、チクッとしますよ。」
と言われた。
ふむふむ、指先やし、刺す物見たら
「ぷすっ」って刺す感じかな。これなら大丈夫そうねと思ってたんだけど、選ばれたのは薬指・・・え、強度に耐えられそうな人差し指や中指じゃないんや!?
薬指って一番か弱い指じゃなかったか・・・という私の不安をよそに、どっしりとしたナースは今にも刺そうとしていた。
『ブスッッッ』
(『痛っっっっっってぇぇぇぇぇぇぇぇ』)
えぇ、これが現実だった。
まじでブスっ!だった。
そして痛っっってぇだった。
でも声に出さず、心で叫んだところに自分の成長を感じられた。
(だから()で表現)
刺したところをつまんで血液を出しているナース。痛いわ。
採取した血液をまずは機械にいれ、さらにストローの様なものに少し入れてから、紙に垂らす。そして液体をその上から垂らして、血と混ぜまぜ・・・
(何してるんやろう、何がわかるんやろう・・・)と気になってしまい、しばし痛いこと忘れた。
絆創膏貼ってくれた。
機械では血の濃度を、そして紙では血液型を調べていた様子。
間違いなくO型で、濃度も問題ないですので、先生の言うように400ml行きましょう!とナースからもGOサインが出てしまった。そして、飲んだ水分量が少ないと指摘されたので、ペットボトルのスポーツドリンクをいただいてグビグビ飲んだ。喉渇いてないけど緊張のあまりめちゃ飲めた。
薄々気付いていたけど、私は自分が思うよりずっと健康な気がする。
そして今日、それが証明された気がする。
振り返れば高校時代、バレー部で休み明けの練習ではいつも貧血のようになっていたし、立ちくらみも多いし、背も高いし、ひょろっとしていたから私からだ弱いのかなって思ってたし、背が高くガサツなこともあり男子っぽく見られたくなくて、体の弱い女子だと思い込んでたように思える。体が弱いと、かよわく見えて守ってもらえるんじゃないかと勝手に思ってた節が、今思えばあったなぁ・・・バカなんじゃないか私・・・
でも全然そんなことなくて、健康な女子が一番いいよね。
そして健康って尊い・・・なんて思ってたらもう献血の順番呼ばれた。
しかし、ちょっとトイレ行きたい。
でも血を400mlも抜くから、それを補うために水分多く取ってるのにトイレ行ったら水の泡では?という不安から言えなかったけど(それにトイレ我慢するのは職業柄慣れている)、ナースにトイレ大丈夫?と聞かれ、あれ?いいのかな?と行きたい旨伝えると、行った方がいいとのことで行かせてもらった。
さて戻ってきてついに献血である。真ん中にナース達がいて、周り3方に寝転がれるようになっている。右手と左手用に分かれていて、私は左手だったので一番手前のブースになった。
足を立てた状態で寝転がり、左手をナースに差し出す。
ちなみに非常時や緊急時に備えて、靴は履いたまま上がるようにとのこと。なるほど。
名前と血液型を確認して、カイロを左手で握り、いざ!
『チクッ、ツーン』
(痛・・・けどさっきの方が痛かった)というのが感想。
「順調ですよ〜めちゃくちゃ順調!」というお褒め(?)の言葉をいただきながら私の血液が管を通って出て行くのを眺めていた。
ちょっと頭痛いかな?と思ったけど、気のせいのようで、でも立ちくらみとか常連の私だし、油断は禁物とじっとしていた。
眠くなったけど、何となく眠ったら危ない気がして、というか目を閉じると怖いけど、パチクリ開いているのも変かなと薄めを開けてボーっとしていた。何をそんなに気にしているんだか。
「あと半分ですよ〜」とか
「あと4分の1くらいですよ〜」とかけ声をいただき、その度にもうそんなに!?と驚いていた。
10〜15分くらいで無事に終了。
針を抜きながら(痛くなかった!)
「緑茶とリンゴジュースどちらがいい?」と聞かれ、
(何だその選択肢・・・)と思いながらも緑茶をお願いしたら紙パックのものを渡されて、
「ではゆっくりと起きて足を投げ出して座って、飲んで下さい。この砂時計が落ちるまではそのまま座ったままで」
とのこと。
正直怖かった。倒れたらどうしよう・・・と不安だったけど・・・
何事もなく砂時計は落ちきった。
次は立って足踏みをして確認して・・・何事もなかった。
私、やっぱり健康だわ。
立ちくらみってなに。
自分のボードを受付に返すと、また水分をと言われ、今度はホットコーヒーに。そして20分は必ず休憩してくださいと言われ、椅子に座り、たくさん置いてくれてあるお菓子をモグモグ。
その頃には、待ち合いは満員で、さらにひっきりなしに人がやってくる。
驚いたことに、若い人が多かった!
あとは、50代くらいのサラリーマンの男性が多かったかな。
私くらいのアラサーの女子も結構多かったけど、30〜40代の男性は見かけなかった。まぁ平日の日中だったからかもしれないけど。
そうこうしているうちに私の献血カードが出来上がり、ネット上でも血液検査結果が見れたり、なんと献血回数に応じてポイントを貯められるとのこと!
さらに、色々といただいてしまった。
この写真にあるNTっていうの、読み物なんだけど、中に笠井アナウンサーのインタビュー記事があって。
(彼はガンを公表していた。もう治った様子。良かった!)
そこで印象的だったのが、ガン治療の時に輸血をしたそうなんだけど、輸血って一度するともう献血出来ないらしく、今まで献血はしていたけど、もっとしておけばよかったってことを言っていて。
そうなんだ、輸血してもらうと献血出来ないんだと初めて知った。
私が献血に行くきっかけになった、出産時の輸血の件、そこで輸血してもらったらもう献血出来ないんだったら、今のうちに献血なるべく行こう!と思えた。
私健康だし、これなら2ヶ月に1回くらい行こうかなと思ったら、4ヶ月は空けないといけないのと、400ml献血は1年に2回までしか出来ないんだってね。
本当知らないことばかりだ・・・
そして今日採血した私の血は、もう明日には使われるそう。
私はO型だから、どの血液型の人にでも使ってもらえるはず。
私の血が役に立つといいなぁとしみじみ思ったのであった。
ということで、色々条件があって誰にでも出来るわけじゃないけど、今血が足りていないのは事実!
血って人工的には作れないんだって。
私のように初挑戦する人&久々に行ってみるかって人が増えたらいいな。