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Hello!! from Tokyo.

コロナを機に新しい業界に飛び込んだ元旅のプロ。東京一人暮らしのミドサー女子が今日も日常を綴ります。

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マスカレードな夜と、花束と。

目が覚めた。

今日もまた1日が始まる。

今日は仕事。さてどんな1日にしよう。

 

最近疲れがたまっているのか(いつも言ってるような気がするけど)物覚えが悪くなった気がする…

 

土日の仕事の方で、あれ?これどうするんだっけ?って思ったり。

あと、土曜日は仕事から帰ってご飯を食べたらもう座ってもいられないくらいの眠気が来て、そのまま12時間寝ていた…

勉強しても全然頭に入ってこないし、なんだか・・・

 

無気力である

 

ちなみに今、大学の勉強で仏教をやっているんだけど(必修科目)もう本当に頭に入ってこない…

仏教に関わらず宗教に関してって結構好きなんだけど、なんでだろうなぁ・・・。

 

ちょっと今、自分の中でモヤモヤ案件がいっぱいあってそれを解決しないとずっとこんな感じなんだろうか…。

 

そんな気持ちを少しでも晴らすべく、一旦勉強から離れて先週はインプット週間に!

 

まずは、ずっと観たかった映画、マスカレードナイトを観に行ってきた!

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久しぶりの映画館…!

あの空間、いいよね。好き。

 

が、めちゃくちゃ眠くて、始まるまでウトウトしてた。

 

元々東野圭吾さんのファンでもちろんこのマスカレードシリーズは全部読んでるし、あと長澤まさみさんが好きなので楽しみにしていたこの映画。

 

ホテルが舞台になっているんだけど、私は学生時代にホテルでバイトをしていた。

それがもう本当に嫌で嫌で。笑

一流ホテルの宴会場担当だったんだけど、時間に追われているし、大阪なのでみんな口悪いし(笑)怒鳴られるし、絶対ホテルなんかで働かない!!!と固く心に誓ったことを覚えている。

でも、社会人になって色んな経験を積んだ今、様々なことが交差するホテルは素敵だと思うし、今なら働ける気もする。

 

まぁそんな話は置いておいて、やはり2時間強の映像にまとめるとなると原作と比べると少し軽い感じがしなくもなかったけど、概ねとてもよかった!

 

ホテル、警察、登場人物が「なんでこんな職業を選んでしまったんですかねぇ」と言いつつもそれぞれの仕事にプライドを持って働いていて、とても素敵で、私も見習わないとと思うばかり。

 

終わってすぐに、舞台になったロイヤルパークホテルに行きたい!と検索したけど、観た人は多分皆しているはず。笑

 

ホテルのホスピタリティって凄いな。

久しぶりに泊まりたいな、なんてことも思わせてくれる映画です。

 

原作もぜひ。

 

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そして週末は「バンクシーって誰?」展へ!

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天王洲アイルで開催中です!

 

omr2227.hatenablog.com

 

バンクシーって正直あんまり知らなくて、風船持った女の子の絵とかくらいしか知らず、確かストリートアートみたいな感じの作風で、正体がいまいち不明で、作品が高額で取引されていて…あれ、ZOZOTOWNの前社長の前澤さんが買ってったっけ?(←それはバスキアである)くらいおぼろげなことしか知らず。

 

しかもちょうどこの展示会に出向いた日に、バンクシーのニュースが。

www.afpbb.com

3年くらい前、高額で落札された瞬間に、その作品がシュレッダーにかけられるということが!これもバンクシーの意図したことだったみたいだけど、落札額が数億の世界だったので大ニュースになった。

 

本当、それくらいの知識しかなかった。

 

でも美術館や博物館、展覧会に飢えていたので、誘ってもらって即、行く!と快諾。

 

結果、そんな私でもとても楽しめる空間だった!

 

オーディオガイドの担当が、なんと、中村倫也さんで!

もうね、聞いてるだけで妊娠しそうやった…笑

 

絶対借りてくださいね!!!

 

いや、それだけじゃなく、やっぱり聞いた方がより詳しく展示物やバンクシーについて知れるので、ぜひ!

 

さて、中に入ると舞台セットのように街並みが再現されている。

 

なぜならバンクシーは町中に突如作品を残していくのである。

なので、消されてしまった作品も多数。

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なので、この展示会は本物は少しだけで、あとはほとんどレプリカ。

だって町ごと持ってこれないしね。

 

バンクシーは自身の作品を通して世間に訴えているものが多い。

 

例えばこの作品。

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なんだか見覚えないですか?

アンディ・ウォーホルのスープ缶のようじゃないですか?

www.artpedia.asia

バンクシーは自国イギリスの大手スーパーであるTESCOトマトスープ缶のイラストを描き、ウォーホルのトマト缶の作品が展示してあるニューヨーク近代美術館MOMAに持ち込み、無断で展示した。

でも6日間もの間、スタッフにもお客さんにも全く気付かれなかったのである。

きっと皆、ウォーホルの作品だと思って見ていたに違いない。

そんな様子をバンクシーが嘲笑うかのような出来事である。

 

バンクシーは他の美術館や博物館でも同様のことを行っている。

 

そこまで聞くと、社会に痛烈なメッセージを送っていることは確かだけど、なんだ批判屋や皮肉みたいなもんなのか…と思ったけどちょっと違った。

 

そういったことを繰り返すうちに、バンクシー知名度はどんどん上がり、それに伴い、作品価値もどんどん上がっていった。

 

バンクシーはそれを利用した。

 

彼は自分の知名度を利用して、世界の様々な問題に人々の関心を集めているのだ。

 

例えば、パレスチナ問題。

これはイスラエルパレスチナの紛争のことを指すが、この暴力的な紛争は、イスラエルヨルダン川西岸地区ガザ地区を54年間にわたって占領し続けていることから「世界で最も手に負えない紛争」とも呼ばれている(wikipediaより)

そんなパレスチナにおいて彼はある日、イスラエル人とパレスチナ人住居区を隔てる巨大な壁にこの作品を一夜にして残した。

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絵画バージョンはこちら

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これは圧倒的な武力を持つイスラエル軍の軍事占領と攻撃に投石することで抗議したパレスチナインティファーダ(抗議運動)をモチーフに、目出し帽を付けた男の手に、『石』ではなく『花束』を持たせている。

高さ6m以上の巨大な壁画だが、これは紛争真っ只中の場所にある。危険を冒してまで作り上げた作品であり、『武器ではなくアートで現状を変えていく』というバンクシーの姿勢をよく表した、渾身の作品だと思う。

 

また、イスラエル人とパレスチナ人居住区を隔てる巨大な壁がそびえ立つ場所に、バンクシーは『世界一眺めの悪いホテル』という名のホテルを建てた。

 

窓の外には壁がそびえ立ち、昼でも薄暗い。

そんな壁にバンクシーや彼に共鳴したアーティストが自身の作品を描き、とても『眺めのいい』ホテルとなっている。

かなりの人気だそうだ。

この展示会でもそのホテルの様子が再現されている。

 

他にも、この作品。

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これはイスラエル軍によって爆破された街の壁に描かれた。

住人が、『なんでこんな場所に猫を描くの?』とバンクシーに聞いたそうだ。

するとバンクシーは、

みんな携帯やパソコンで猫の画像や動画ばかり見ている。だから描いたのさ』と。

 

結果、この作品によって世界中から注目が集まり、パレスチナ問題や難民に対しての協力や寄付などがかなり集まったそう。

 

他にも難民批判というけれど、スティージョブズだってシリア難民の息子だぜというようなメッセージを込めたこの作品など、

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見事に問題に目を向けさせられ、そして何も知らずにのほほんと暮らしている自分の環境に感謝と恥ずかしさみたいな感情が湧き上がってくる。

 

そんなに広い場所ではないし展示物もそこまで多くなくて1時間くらいで見て回れるけど、すっごい充実感でした。

 

12月5日までしているので、関東近郊にお住いの方はぜひ。

 

ショップも併されていて、花束のポストカードとトマトスープ缶のタオルハンカチをゲットしました!ポストカードはさっそく部屋の好きな美術作品コーナーに飾ろうと思います。

 

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