google.com, pub-9365775327575433, DIRECT, f08c47fec0942fa0

Hello!! from Tokyo.

コロナを機に新しい業界に飛び込んだ元旅のプロ。東京一人暮らしのミドサー女子が今日も日常を綴ります。

MENU

九州と友情。⑥

月曜日、いい天気、何しよう。

 

今日は休みである。

5勤したのでさすがに疲れた。

少しずつ仕事の流れがわかってきたけど、なんだか「・・・」と思うくらい意外と淡々と日々が流れているような気がする。

うちの会社は20日締めなので、シフトも21日〜20日で出ている。

なので、4月1日入社の私は4月のシフトでは、手書きで一番下の欄に書かれている。

そのためか、いつも翌日の予定を書き出し皆で共有している中の出勤者のとろこで私の名前が漏れている・・・これ地味に悲しいのよね・・・21日からはシフトに私の欄もきちんとあるから、もう少しの辛抱である。

 

さて九州もついに最終回である。

今までのお話はこちら↓

 

omr2227.hatenablog.com

omr2227.hatenablog.com

omr2227.hatenablog.com

omr2227.hatenablog.com

omr2227.hatenablog.com

************************************

私が羽田に着いた頃、さつきが博多駅から新幹線に乗ったようで、

「無事に乗れたよありがとう〜」とグループLINEに入っており、その少し後にソナタさんから「さっき渚と別れてホテルに戻ってきた」との連絡があった。

 

私は羽田から自宅までの間に、携帯で撮った写真たちをグループLINEに投稿した。

すると、ソナタさん、渚からも写真の投稿があった。

もはや初日の太宰府天満宮の写真が懐かしくもある。

この写真どのタイミングで撮ったの!?って笑えるようなものもあったりで、そんな話をグループLINEでしていると、

 

 

ーーーー渚が退会しましたーーーー

 

 

 

 

一同「えぇーーーーー!!!!!!!???」

 

ざわつく。

そして猛烈に後味が悪い。シーンとしている。(画面上やけど)

 

とりあえず、代表して?個人LINEしてみるよと言い、

「・・・渚?」と送ってみると、

「九州旅行終わったからもういいかなと思って抜けた」

との返事が。しかし、あのグループLINEは九州旅行用じゃなくて、同期のグループLINEだから別に抜けなくて良かったんじゃない?と返すも、

「なんか疲れちゃったから。色々とごめんね」

と・・・なので、そう思わせてしまってごめんね、あと正確な合計金額教えてね、振り込むからと返すも、

「楽しい思い出だけ残していってね」との返事。

 

とりあえず、皆には、旅行が終わったから抜けたってことみたいと連絡。

 

そしてそれぞれが沼に落ちていく。

私が、俺が、悪かったんだろうな・・・と。

 

とりあえずこの旅は・・・失敗!?って話すも、一緒に旅行していない京子からすると、一体何が!?状態である。

電話がかかってきて、とりあえず旅の様子を話した。

すると京子から、「正直、渚が参加するって時点でこうなることは見えてた。言ってなかったけどそう言い切れるエピソードが色々あって・・・」とかいつまんで話し始める。

京子いわく、要は、渚は自分が一番じゃないと済まないタイプらしく、そうでないと猛烈に機嫌が悪くなり、「気分が悪いから帰る」って帰られたことも何度かあるらしい。

知らんかった・・・

いい子だし、尊敬できるところもたくさんある子なんだけどね〜・・・と京子。

 

そして翌日。

昨日話しは終わったと思った渚からまたLINEが来た。

 

「昨日は実は両親から『こんな遅くに帰ってきて!』と家に入れてもらえず、泣いて謝ってしばらくしたらやっと入れてもらえた。笑 ところで高速代金ってわかるかな?わかったら教えて」

 

とりあえず突っ込みどころが満載である。

 

①両親が家に入れてくれず泣いて謝る・・・?

 →もう嫁に行っているから実家はもう自分の家ではないのか・・・?しかしミドサーにもなってそんなことあるのか?家に帰るのが遅くなって(20時頃)怒られるって・・・嫁に出てるんだぜ・・・?

 

でも人様の家庭のことなので色々とあるんだろう・・・と解釈。

 

②高速代教えて・・・?

 →実は後で皆わかるように、京子抜きの4人のLINEに渚が立替えてくれた場所と金額をつぶやいていたのだ。(だが後半から渚がつぶやかなくなったので、こっそり金額チェックだけしていた私)なので高速代はそこを見ればわかる。さらに言うなら、今回レンタカーの予約を渚がしてくれたので、会ってからもちろんお金は渡すけど負担が大きくならないように、ETCカードは私持ってくねと、旅行前に言うも、渚から「私持ってるから大丈夫!!」と言われ、じゃあ・・・お願いしますと、渚のETCカードを使っていた。ETCカードは番号を入力すると履歴としてルートや金額がわかるので、その話をした。だから1人1万円ちょっとだよね?いくら?と聞くも、

「ありがとう〜家計簿つけてるからさ、カードだと金額わかるのちょっと後になるからわからなくて」と返事。

頑なにお金はいらないということか・・・

もうよくわからないけど、なんだかこれ以上言うのも失礼というか、こじれるだけなのかな・・・と思って、海外に帰る時に羽田から帰るって言ってたからその時にその国の外貨に両替して渡そうと自分の中で決着をつけることにした。

 

ってか、お金いらないって言う割に、なんでそのお金の詳細を聞いてくる??という疑問はもちろん生まれるけど、う〜ん・・・とモヤモヤしてるとまたLINEが来た。

 

「この後は節約しなきゃ 笑」

 

いやだからさ、お金払うって言っとるやん!?差し出してるやん??受け取らんのに、その一言に、どうすればいいんだ???

 

と段々イライラしてくる短気な私。

 

とりあえず私は仕事中だったので、一旦横に置いて仕事に集中した。

その日は私の送別会をしてくれて、楽しく過ごし、帰り道携帯を開くとまた渚から連絡が来ていた。そしてソナタさんから着信があった。でも電車に乗ってしまい折り返せないのでLINEすると、「渚のことで話したい。とりあえずこれ見て予習して」とソナタさんと渚のやり取りのスクリーンショットがたくさん送られてきた。

それを見る前に渚のLINEを確認すると、

「京子からの餞別をご飯代や駐車場代に当てるのは失礼だから、この辺をネットで買って送ろうと思うんだけどどうかな?1万円全部使うのは失礼だから、4,000円くらいにして、残りの6,000円は4人で割って1,500円を振り込むよ」といった内容だった。

 

はっきり言ってクラクラした。

 

そしてとりあえず渚のLINEは置いておいて、ソナタさんから送られてきたスクリーンショットを読むと・・・

 

最初は上記の餞別について連絡が来たようで、そこから話は続いていた。

要約すると・・・

①日程や要望がはっきり皆言ってこないから、手配が出来なくて困った。

②ある程度観光場所やご飯を食べる店が決まっていないと不安だった。

③調べて提案しても、皆の反応があまりよくなくて雰囲気が悪くなった

④食事代や駐車場代とか私が立替えてる分、みんな合計金額を見ないし聞かない。

⑤ホテルが思ってたより手頃な金額でおさまったからできるだけ他の出費も抑えられるように行動した結果、雰囲気が悪くなった。

⑥私は今無職だから、ちょっとしたことで余計なお金を使いたくない

⑦上記のことから雰囲気したのは私だからお金で解決した。(自分が立替えた分、自分持ち)

 

実際もっと色々あったけど、要約するとこんな感じだった。

これを読んで私は正直、目眩がして気持ち悪くなった。なんていうか・・・支離滅裂すぎる・・・

雰囲気悪い雰囲気悪いっていうけど、そこまで悪かったのかな・・・?でも渚はそう感じてしまったんだから、節々にそう感じさせてしまうものがあったんだろうなと反省。

(現に私はイライラしてるシーンや、何考えてんだろう・・・?ってぼーっとしてしまうシーンもあったし)

ただね、①に関してはね、渚が一番連絡なくて話進まなかったし、誰も渚に手配してなんて言っていない。と私はカチンと来た。は?何言ってんの?と。(すみません、短気ですw)

そしてね、まぁこの考えにたどり着くまでに色々ソナタさんやさつき・京子と話して悶々としたり反省したりしたけどね、やっぱりね、結果的に、

 

 

 

てめぇ、仕切るなら最後までしっかり仕切れや!!!出来へんならやるな!!!変われ!!!!

 

って思いました。笑

 

全く反応なしから、急に色々と仕切って予約取ってくれたり、私がやるよと大蔵省したりして、つまり添乗員役をしてくれていた訳ですよ。

じゃあ、お願いしますってなるやん?それで、提案しても空気悪いとか、金額も見ないし聞かれないとかさ、

ほんなら、皆はどう?って聞けばいいし、ちょっと建て替えるのキツくなってきたから1回精算しよって話せばいいし(そもそも毎回ご飯代とかいくらか自分で言ってくれてたし、言わない時はチェックしてたよ!)仕切るならやり切れ!

お金使いたくないのに、自分が頑なに全部払うってどうゆうこと???

それにお金で解決って何さ??それって友達なの???

 

結局、餞別の件も、もうそんなことしなくていいから頼むから渚が取っておいてよ。皆そうだし、京子もそんなつもりで渡したんじゃないって話してるしって伝えるも、

 

もう頼んじゃった。

 

 

と。そこで気付いた。

勝手だと。

私達の話、思い返せば全く聞いていなかったように思う。

勝手に決めてる。それが渚が雰囲気悪くしてしまったと思う要因だったように思う。

キャッチボールが出来てないんだよなぁ・・・そこでこちらからきちんとキャッチボールしようと思ってもう一度投げても取ってもらえず、また違うボールが飛んでくる。あっ!と走って取りに行ってまた投げ返すも、やっぱり取ってくれない。

 

そしてまたその後に、また今日から節約生活だ〜!!!と来た。

 

正直、もうなんて対応すればいいのかわからなかった。。。

こちらから距離を縮めても、スパッと拒否され、ジッとしているとまた来る。だから距離を縮めようとすると拒否される。どうすりゃいいんだ???

 

 

歪んでる。

 

そう思った。

悪い意味ではなくて、認知が歪んでるというか、ズレてる。

あとこれはソナタさんも言ってたけど、

渚は自分が本当に悪いと思っていない。

だからこそ、こうやってポロポロとLINEが来て、支離滅裂な、真逆のことを言ってくるんだと思う。

自分で自分の気持ちを受け止めていないからこそ(お金で解決すればいいんだ、私が悪いから、私が雰囲気悪くしたからって言うけど本当にそう思ってるなら、節約しなきゃとかそもそも連絡すらしてこないように思う)言動に矛盾が生じてるのかなと。

 

わかりませんけどね、私の考えです。

とりあえず、渚自身がグラグラと揺れているのだから、そこに向き合ってしまうと自分も引っ張られて沼に落ちると思って、私はこれにて線引きしました。

(この線引きが精神衛生上とても大事だと、心理学を学んでから知りました。自分の問題と相手の問題を切り離して考えるってやつです)

 

旅の終わりから3日、なんだかぐったりである。

とりあえず寝よう、もうゆっくり休もう。とソナタさんと話して、眠りに落ちた。

 

翌朝、目覚めたら渚が抜けた後のグループLINEに1件未読がついていた。

開いたら、えらく長文がそこにはあった。

さつきからだった。

 

内容は、

どうにもこうにもすっきりしなくて、、、やっぱり私のせいで渚は雰囲気が悪くなったとか思ってしまったんだと思う。

正直言って・・・私、渚と間逆すぎて、前から、ちょっと合わないかもって思ってた。でも友達だしって今回も色々正直我慢してた。でも私やっぱり渚とは合わないし、苦手だわ。ごめん。私が参加しなかったら、こんな結果にならなかったと思う。

あと、私、ソナタも苦手!!!笑

私が女子校育ちだからかもしれないけど、なんでこんな女子だけのところに来れるの?正直、距離感がわからないし、理解が出来ない。共学だとこれは普通なの???

 

 

えっとね・・・渚は既にこのグループにはいないよ、うん、いない。

でもさ、ソナタさんはいるんだよね・・・。苦笑

 

うん・・・もうモヤモヤがいっぱいになって、スッキリしたい!!!って思う気持ちは理解出来る。

でもさ、これ言われた側の気持ちは・・・考えてないよねぇ・・・。

 

とりあえず、京子と、渚の件はさつきが原因ってわけじゃないと思うってことと、ソナタさんの件は、女子校とか共学とか特に関係ないんじゃないかな?的なことを言って、終えた。

 

心配になってソナタさんに連絡すると、

ただただ、悲しい。

と。そりゃそうだ。

でも思ったより凹んでない。なんか。。。その程度だったのかーって感じ、と。

 

 

こうして、波乱に満ちた九州の旅はようやく幕を下ろしたのであった・・・。

 

ちなみに振り返ってこの旅を考えると、こうやってまとめられるなとふと思った。

 

暴れ馬を連れて旅をしていた。

道中、馬が暴れだした。

そこで各々は馬が暴れだした原因は、自分のせいなのではないかと内省する。

しかし、明確な答えは出ない。

そう、暴れ馬だから暴れたのだ。

それだけのことである。

 

 

うん、こんな感じだなって思った時に、なんかこれ、去年大学で取ってた仏教の授業の中に似たようなことあったなと思い出した。そうそう『十牛図』だ。

いや内容は全然違うし、結構違う。けどなんだかちょっと意図することは似てる気もする。(十牛図は真の自己について問いています)

 

************************************

 

長い旅行記を読んでいただき、ありがとうございました。

私目線で書いているので、もちろん客観的に見るようには努めていますが、それでも偏っているんだろうなとか、主観的になってしまってるなとは思いますが、反省するところは反省して、今後に生かしていきたいと思います。

 

正直なところ、突発性難聴もあり体調が優れなかったこと、また、仕事が引き継ぎ等で忙しく余裕がなかったこと等が重なり、私も精神面でこの旅行のことに関してはかなり参りました。目眩も酷く、吐き気も凄まじかったです。

今まで(直接会ったりはもちろんないですが)殺人者の心情とか、鬱、統合失調症など様々な心のケアを必要とするケースについて触れてきましたし、たくさんの人と出会っている分、たくさんの感情に触れてきました。

でも、サラッと書きましたが、現実では、渚の心の中に関してはこれまで感じたことのないくらい、黒い渦のようだと私は感じました。

人の気持ちなんてわかろうと、理解しようとする方がどうかしてると思ってしまうほど、私の思考はグルグルして目眩と吐き気が止まりませんでした。自信もなくなりました。

でもね、人間ってうまく出来てて、忘れるんですよね。笑

 

結構しんどくて、こりゃもう同期旅は今後なさそうだな・・・って思いましたが、今、

また行きたいですもん。笑

 

ちなみに、さつきからも

「なんだかんだあったけど、また行きたい。温泉入って美味しいもの食べたい」

ってこの前連絡来ました。笑

 

ソナタさんも、

「色々あったけど、よくよく考えたらとても色々考えた深い旅だったな。笑。これはこれでアリかもな」

って。笑

渚だけはそうは思わないかもしれないけど、数年後に、あの旅行酷かったよね〜!なんて話せたらいいなと思います。

 

 

不安定で、でも安定してるところはあって、常に形が変わっていく。

でも確かにそこにある。

友情ってそうゆうものなのかもしれないですね。

 

f:id:omr2227:20220411212254j:plain