土曜日、いい天気ねぇ、何しよう。
自律神経が乱れている最近。
ゆったりと過ごそうと心がけている。
そして都合のいいことに私の仕事は花屋。
花を作ることにプレッシャーはあるけど、なるべく楽しんで作るようにしようと
最近は心がけている。
花を1本1本見ながら、可愛いのぅなんて言いながらいける。
楽しい。
この気持ち忘れないにしよう。
先日本屋に立ち寄ってフラフラと見ていたら、私の大好きな近藤史恵先生の作品の中で知らない本を何冊も見つけた! 笑
これは読むしかない!ということで、通勤の合間にあっという間に読んでしまった一冊を今日はご紹介。(読み終わるのが勿体なくて読みたいけど読まなかった日もあるw)
みかんとひよどり
「肉を焼くことは、対話だ」ジビエを通して繋がる、ふたりの成長物語
読むだけで料理の香りまでわかるくらいの、よだれまで出てきてしまう近藤先生の作品で、料理のもの!?これは読むしかない!!である。
主人公の潮田は、昔祖母に連れて行ってもらって食べたフランス料理の美味しさに感動し、フランス料理人を目指す。
料理学校では成績優秀で卒業。
その後パリに渡り、星付きレストランで修行を積む。
日本に帰るとすぐに店を任されるものの2店舗も潰してしまう。なんで…
自分の何がいけないのか、そう思いながらも自信をすっかり無くしてしまい、チェーン店の厨房で過ごす日々にある1人の女性が現れ潮田をスカウト。お店を出さないかと。条件はジビエ料理を必ずメニューに載せることだった。
2店舗も閉店に追い込んでしまったことで、自信をなくしてしまっている潮田。
お店も赤字続きである。
何を作ってもしっくり来ない日々だったのが、遭難した際に大高にもらったイノシシを食べてから、創造意力が湧いてきた…!
一方、人里離れた山で世捨て人のように暮らしている大高にも色々あって…
とざっくり言うとこんな話。
私自身、仕事で行き詰まることが多くて、この潮田の気持ちがとってもとってもよくわかる…そして自分の希望にも繋がる話でした。
また、狩猟するということは自ら命に手を下すことである。
そしてそれを食べる私達もまた同じことである。
命をいただいて生きている。
そんな生死に関しても真摯に向き合った作品だった。(最近こうゆうこと多いな)
皆さんはジビエは好きですか?
(ジビエとは、狩猟で得た天然の野生鳥獣のことを指します)
日本にいると意識しないとそこまで口にする機会はないように思う。
(地方によってよく食べられているというところもあると思うけど)
私も基本的には日本でよく食べられている、牛・豚・鶏以外は苦手である。
しかも、メジャーな部位のみ好きで、ホルモン系はそこまで好まない。
(特に鶏に関しては、焼き鳥で食べるのはねぎま・もも・皮・ささみくらいw)
ただ、海外によく行くようになっていろんな種類のお肉を口にする機会が増えた。
鴨・カンガルー・熊・鳩・兎・羊・鹿などなど…
特にニュージーランドで食べた鹿肉の美味しさには感動すら覚えて(この話はこれまでにも何度かしたような気がする)、それから鹿肉は好きで、北海道行った時にソナタさんにリクエストして食べに連れてってもらったけど、ソナタさん曰く、北海道でも鹿はピンきりで、鮮度によるからなぁ…とのことだったけど、食べたものはとっても美味しかった!(さすが北海道!)
作中で、「ジビエを食べ進めると、体がポカポカ暖かくなって元気が出てきたの!」
というセリフがある。
私はそこまでは感じたことないけど、なんだか「なるほど」と思ってしまった。
そう、「なるほど…!」と感じるので、ぜひ読んでみてください。
そして絶対、ジビエ料理食べてみたくなる!!!
ほんと、近藤先生は罪な人だ…笑
ジビエかぁ…思い返せば猪って食べたことないな?
今年挑戦してみたいな。
これはイタリアの猪。