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Hello!! from Tokyo.

コロナを機に新しい業界に飛び込んだ元旅のプロ。東京一人暮らしのミドサー女子が今日も日常を綴ります。

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インド、それは凄い国だった②

目が覚めた。

今日もまた1日が始まる。

今日は仕事。さてどんな1日にしよう。

 

昨日とは打って変わって暑いくらいの今日の東京。

仕事なので朝電車に乗って街へ着いてビックリ。

人少ない・・・!!!あまりに人がいなくて一瞬立ち止まった。

けど、歩き出したら少し増えてきた。

今、『マスク2枚』というワードが日本中で駆け巡っているけど、企業には助成金を出している(予定?)ので4月に入ってからテレワークどころか特別休暇が与えられている会社が増えてきた。私の会社も特別休暇が出され4月は土日祝の他に8日間の休みを取る事となった。だからか、街に出歩く人が段々減ってきている。あまり報道されないけど政府は色々やっている。

 

今日は東京都では新たに97人、国内では203人の感染者が確認された。

今やテレビをつけてもインターネットを見ても、またまた誰かとの会話でもコロナの話で持ちきり。

が、そんなコロナの陰に隠れて、4月1日から変わったことが実は色々あるのをご存知だろうか?

東京都では4月1日から自転車保険の加入が条例で義務付けられた。大人・子供問わず都内で自転車を利用する人は全員対象となる。

また7月からの義務化を前に4月1日からレジ袋を有料化する企業が増えたし、家庭用食用油の値上がりや、屋内では原則禁煙など色々変わっている。私たちの生活に近い部分がたくさん変わっているのに、コロナの陰に隠れてあまり知られていない気がする・・・

確かにコロナが気になるところだけど、もう少し他のところにも報道を当ててほしいなと思う。

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インド2日目の朝は空港で迎えた。

あまり眠れなかった私は早々にトイレに行き身支度を整え、皆が動き出すのを待った。寒かった。隣に座っているインド人の女子があまりに寒そうな格好をしていたので見かねて持ってきていたカイロをあげるとかなり喜んでくれて色々話をした。しかしここから少しずつ歯車が狂う。

話が長い。切り上げたくても切り上げられない。

国内線ターミナルにそろそろ移動しなくてはという時間を10分過ぎてしまった。

半ば強引に別れを告げ、シャトルバス乗り場に行くと、目を疑う程ぎゅうぎゅう詰めのシャトルバスがいた。こりゃ無理だ、次のバスにしよう。と見送ったのも間違いだった。

次来るのは20分後・・・国内線のカウンターが閉まるまであと40分。あれ?ちなみにここから国内線ターミナルまで何分だ?と思い、客引きしてくるタクシー運転手に尋ねると「20分!」

えぇ!?間に合うかギリギリ・・焦ってその辺の人にも聞く。

「8分」「10分」「15km」 皆言う事が違う。。。

(インドでは知らない/わからないというのは不親切だからたとえそうでも何か答えるというのが親切だそうな・・・)

タクシードライバーの「無料で乗せてやる!!来い!間に合わないぞ!」という言葉も頑なに無視。何故なら先ほどの話の長いインド人女子にインド人の言う事はぜ〜んぶ嘘だから絶対信じちゃダメ!!と何度も言われていたのだ。

(だとするとこの女子の話も信じちゃダメなんだけどね)

 

焦る思いを抑えバスを待ち、ぎゅうぎゅうの中に乗り込みジッとターミナルに着くのを待つ・・・けど本当に全然つかない!!!どころか、空港出てない??このバス?? 「大丈夫大丈夫!!」と近くのインド人乗客ににこやかに言われる。

爆走してやっと着く。時刻は7時25分。カウンタークローズまであと5分。しかしここで難問。適当な国なくせに(ごめんなさい)空港の入り口はマジで厳しい。Eチケットとパスポートチェックがあるんだがこれがとにかく遅い。無駄に丁寧。長蛇の列。とりあえず並ばなきゃ!入り口へ!とバスを降り、急いだ私たちに救いの男が現れる。

 

「何時発のどこ行きだ?」

と凄い勢いで話しかけられ答えると、すぐ電話をかけ、こっちだ!!とスーツケースを持ってくれて走り出した。(3人バックパック、1人スーツケースだった)

「係の人!?」「誰だあいつ!?」「でも通してくれるみたい!」「神様!」という言葉は走り出した彼の後ろ姿を見て消えた。

 

 

「POTER」と書かれたジャケット着てた。ポーター、そう荷物運び。

 

「あいつポーターだよ!!!!」「あー荷物持ってる。お金取られる」という漂うやられた感・・・

しかし彼は本当に救いの男だった。本当に係の人に電話してくれ、長蛇の列も見事なブーイングと共に我々を割り込ませチェックする警官にうまいこと言い、カウンターまで導いてくれたのだ。

カウンターには7時29分に着いた。間に合った。もう私たちのアドレナリンの出っぷりったら凄い。彼に何度も礼を言い、握手をし、ちょっと高いんじゃね?でも全然惜しくない!って額の600ルピー(約850円)を支払って搭乗口へ急いだ。

後に知ることになるが、この600ルピーはかなりの高額だった。でも後悔はない。むしろありがとう。また会いたい彼に。

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1時間半くらいのフライトはかなり快適で、空港であまり寝れなかった分、全員爆睡。

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バラナシ空港は小さく、お店も1つ売店があるだけ。そこでお水やお菓子を調達。ターンテーブルを出たところにプリペイドタクシーの窓口があるので街まではそれを利用。一律で金額が決まっており、窓口で支払い。思えばインド旅行通してこのドライバーが一番優秀だった。プリペイドタクシー良き。

街中に向けて走ること約45分。

ようやく私たちはインドの地を踏む事になる。

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イ・・・インドだ・・・本当にインドに来た!と思った瞬間だった。

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とりあえず、宿へ行こうと歩き出すも”エセガイド”たちが行く手を阻む。

どこへ行くの?それならこっちだよ!と片言の日本語で話しかけてくる。

私は東京の暮らしも長いのでガン無視しながら歩くが、人のいい3人は思わず会話している。しつこい人はじっと目を見つめるとふと立ち去る。「さようなら」の念じ呪文である。世界中どこでも使える。MPはいらない。

それでも付いてくるエセガイドたち・・・追い払う私たち。つ、疲れる。

 

そしてやっと辿り着いたバラナシでの宿。そう伝説の宿。「久美子の家」

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久美子さんという日本人が経営しているゲストハウス。色々伝説がある宿。

私たちは4人で1部屋を運良く借りることが出来た。1人400ルピーで合計1200ルピーでどう?と金額を持ちかけられる。そんな安く!大丈夫ですよ!と話すと久美子さん両手ピースで大喜び。

この時全員が頭に浮かんだのはやはり先ほどのポーターだったのは言うまでもない。あいつやっぱり高かったな。でもまぁいいさ。

 

さてこの宿にはやっぱりいた、ジャンキーたち。私は匂いに敏感でタバコの匂いも苦手だしジャンキーの匂いはもっと苦手。インドではもちろん違法だけどあんまり取り締まってないのでやりたい放題の様子。まぁ別に悪い人達ではないけど、好きではない。好きに生きてくれ、自分の人生だもの。

なんだかちょっと疲れた。でもお腹すいた。

ってことで腹ごしらえに出掛けることにした。時計は11時をさしていた。

 

長くなったので今日はここまで。

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インドでもコロナウイルスによってロックダウンが行われている。

感染者数は500人程みたいだけど、ここは人口13億を誇る国。広がったらひとたまりもないということで早い段階でロックダウンに踏み切ったそう。

あのポーターは元気かな・・・遠い空の向こうに思いを馳せる1日の終わりだった。