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Hello!! from Tokyo.

コロナを機に新しい業界に飛び込んだ元旅のプロ。東京一人暮らしのミドサー女子が今日も日常を綴ります。

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欲。

木曜日、のんびり出来た、何しよう。

 

最近ブログアップのペースが早いのは、休みのスパンが短いからです。

8月〜ずっと連勤続きだったのが、流石に上司が察したのか適度にお休みが入るようになり、体力的にはもちろん、精神的にも少し楽になった今週。

(それでも明日からまた連勤だけど…)

 

ただ、連勤が減ったため連休も減り、1日のみの休みばかりになったこれからのシフト。

そしてもうどこかに行きたくてたまらない私は日帰りのお出かけ計画を何件か立てている。

我ながら自分のフットワークの軽さに笑える。

 

さて、段々涼しい日が増えてきて、ついに秋の到来の予感がしますね。

スーパーに行けば柿や栗やさんまが顔を出し、花屋に行けば菊がたくさん。(お彼岸ですね。おはぎ食べたい)

本屋は秋の読書フェアなんてしてたりして、誰もが知る作品から、新刊までコーナーのようになって並んでいる。

 

秋生まれということもあるけど、私は食べ物が美味しく、何だか本を読んだり勉強したりしたくなり、外の景色はアースカラーで春とはまた違った色鮮やかさ(春が青春なら、秋は大人の魅力って感じの色合いじゃない?)で素敵だし、爽やかな気候に少し運動とかしてみたくなって、今までより日が短くなって何だか誰かと温かいものを取りながら過ごしたくなる、そんな秋が大好きです。

 

ということで、また読書ペースが加速しているので最近読んだ本をご紹介。

 

①正欲

 

 

先日、読んだこちら↓

 

omr2227.hatenablog.com

 

に続いて、話題の本を読んでみようと思って手に取った1冊。

 

あらすじはこちら。

人として歩むべき道を外れた人間を嫌う、正義感の強い検事・寺井啓喜。不登校の息子・泰希に学校へ戻ってほしいと願うも、泰希は教育のあり方に疑問を抱く動画に触発され、自身も動画チャンネルを開設して動画投稿し出す。

寝具店の店員・桐生夏月は、「睡眠欲は私を裏切らないから」という理由で今の職に就いている。彼女はある秘密を抱えており、そんな秘密を共有できる同士・佐々木佳道とふとしたきっかけで再会した。

学祭実行委員の神戸八重子は、ミスコンのあり方に疑問を抱き、代わりに多様性を重視する「ダイバーシティフェス」を開くよう提案する。男の人から見られることに恐怖心を抱いていた八重子だったが、ミスコン出場者の諸橋大也からだけはそんな気持ちを感じないと気づく。

この三つの物語が、令和が始まる日に向けて動き出す。そして一つのある事件が起きる。事件の真相は?そこまで至った背景とは?多様性を重視する世の中に大きな疑問を投げかける問題作がここに生まれた…。

 

ということである。どうやら、性欲に関してもテーマに挙げられているようで、興味があり読むことに。

性的嗜好というのは犯罪と切っても切れないものがあり、犯罪心理学を専攻して勉強している身としては気になった。しかし、個人的には少し苦手な分野でもある)

 

多様性とは何か?今の時代、世間ではどんなことも受け入れよう…例えば性的マイノリティーだったりなんて動きがあるけど、その一方でそれでも排除してしまう価値観があるんじゃないのか?という矛盾を指摘している作品とのこと。

(この作品が性欲の中でも特殊性癖に特化しているので、排除してしまう価値観というのがわかりやすく表現されているように思う)

 

読んでいての感想は、

イライラする。

なんだろう、このイライラの正体はなんだろうと終始思いながら読み進めていて、中盤で気がついた。

なんだろう、この本全体から、

『俺は性的マイノリティーのことを、特殊性癖を持つ人間のことをよく知っている。お前にはわからないだろうけど』

という気持ちが溢れているような気がしてならなかった。私は。

多様性っていうのはこうゆうことなんだよ〜!って言ってるような…?

うん、そう、多様性って、性的マイノリティーって、特殊性癖ってこうゆうことなんだぞ!って形を決めて提示されている感覚。

 

いやいやいや、これって決まったことを認めるんじゃなくたっくさ〜んある状態を認識するのを多様性を認めるって言うんじゃないの?

てんとう虫とカニを入れた虫かご、じゃなくて森や海など、みたいな。

 

そんなことを思ってしまって特にこう何かを作品から感じるということはなかった気がします…珍しく辛口になってしまったけど、この意見は少数派なのかなと思うので、ぜひ読んでみて感想をお聞かせください。。。あとガッキー主演で映画化されるそうです…

 

1つ、ほぅ…!と思ったのは、小児性愛者とくくられている人がすべて小児性愛者というわけではないということ。ネタバレになるのでここでは伏せるが、作品に出てくる特殊性癖の対象をうまく表現してくれるのがたまたま子供だった。なので子供自体に性癖を持ってるわけじゃない。でも世間ではそんな認識がないから、子供に対して性癖がある、小児性愛者としてくくられるということがあり得るんだなということは勉強になった。

 

②店長がバカすぎて

 

 

 
こう毎日毎日上司に苛つく日々を最近送っていた私。
この気持をなんとか消化出来ないだろうかと思った時に書店で目についた本。
そのまんまである。笑
 
あらすじはこちら。
「幸せになりたいから働いているんだ」
谷原京子、28歳。独身。とにかく本が好き。
現在、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員
山本猛(たける)という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長の元、文芸書の担当として、次から次へとトラブルに遭いながらも、日々忙しく働いている。
あこがれの先輩書店員小柳真理さんの存在が心の支えだ。
そんなある日、小柳さんに、店を辞めることになったと言われ……。
 
本屋さんで働く女性のお話。
激務、だけど薄給。これは接客業や小売業はどこも一緒だな…
と自分の立場と重なる。
夢を持って就いた職業がいつの間にか愚痴だらけで辞めたい気持ちに支配されている。
それもこれもバカな店長のせいで!!!
この店長、中々出会ったことのない凄いタイプで、確かに上司だったら私も谷原さんと同じく、はぁ???って感情になる。
しかし、時にめっちゃくちゃキレッキレの仕事をこなし、周りがポカーンとしてしまうほど。(そして私は読みながらそのシーンの数々に爆笑した)切れ者なのか、本当のおバカさんなのか…
仕事のモチベーションを保つのって中々大変。
現に私もいま、結構モチベーションが下がってしまっている。
でもこの本を読んで少し持ち直した。
そんな感じで笑えて元気をもらえる本です。続編が最近出たようなのでそちらもチェックしたいと思います。
 
さて、今日新たにまた2冊購入して、これから読む本は4冊溜まっている。
秋の夜長にちょうどよい。