目が覚めた。
今日もまた1日が始まる。
今日は仕事。さてどんな1日にしよう。
今日は通常通り出勤。
朝の街の様子は今までとかなり変わっていた。
いつもだとたくさんの人が行き交っているこの道。今日は数えるくらいしか人がいなかった。東京の街から人が姿を消しつつある。
東京都は昨日5日に143人、今日6日は83人のコロナ感染者が確認された。今日の83人中73人は感染経路不明ときたからこれはオオゴトである。
明日にも日本政府は東京都を始め、7都府県に緊急事態宣言を発令する見通しだというニュースが駆け巡っている。
この緊急事態宣言が発令されるとどうなるのか。
詳しい内容は宣言発言時に詳しく発表されるようだが、外出自粛の要請や施設使用・イベントの中止の要請・指示が政府より出せるとのこと。
電車やガス・電気・水道・ガスや物流、食料品店などは通常通り稼働。
飲食店もチェーン店などは閉まらない様子。百貨店は生鮮食品売場のみ営業というところが増えるかも。
また108兆円の経済対策を行うことも総理から発表があった。
しかし、海外諸国のように都市閉鎖は日本では出来ない様子。
なので緊急事態宣言が出ても私たち会社員は通常通り仕事に行く事になる。
漠然とした不安と疑問が残る。
私のいる旅行業界は大打撃を受けている。仕事はゼロ。
出社してすることと言えば、資料整理やデスク回りの整理整頓など・・・はっきり言ってやることがない。それでも出社しなければならない。正直、こんなに不要不急の外出自粛の中、この「仕事」は不要不急ではないのかとどうしても思ってしまう。
休みは増える。所得は下がる。
いつまで続くかわからない。それがみんなの心に影を落とす。
東京の街から活気や元気が姿を消しつつある。
そしてもう1つ姿を消しつつあるもの。
それは、納豆。
なぜだかここ最近、納豆を全く見掛けない。
スーパーだけ?と思うも、生鮮食品を扱っているドラッグストアやコンビニも見ても、無い。納豆の棚だけすっからかん。
みんな、納豆食べて腸の環境を良くして、免疫力を上げ、コロナに打ち勝つ作戦か?と思い、調べてみると
納豆と言えばの茨城県では他の都道府県と比べて感染者数が少ない・・・
→これは納豆を食べてるからだ!という茨城県民のちょっとした笑い話?が広がり、納豆を食べているとコロナウイルスにかかりにくくなる!!という話が広まり、こうやって品薄へと導いているらしい・・・
確かに体にはいいと思うけど・・・苦笑
1人1個までと個数制限を設けているお店もあるほど。
みんな・・・単純だなぁ・・・笑
でも、藁にもすがる思いというのはこういうことなのかと、すっからかんになった棚を見て思うのであった。
東京の街では納豆が姿を消しつつある。
ちなみに私はヤクルトを全力でオススメする。
実は体が弱い私。とりわけ免疫力が人よりかなり低いようで、ちょっとした擦り傷・切り傷やささくれで、そこからあれよあれよという間にパンパンに腫上がってしまったりしてお医者さんに「これは・・・君、すごく免疫力低いね」などと真顔で言われてしまうし、風邪も引きやすい。(それでも仕事に行くのはただの根性と気力)
2月中旬にもガシっと体調を崩してしまった。このままじゃいかん、何か、何かなかろうかと思考を巡らせた結果、なぜかヤクルトが浮かんだ。正直縁もゆかりもない。
その日から私は1日1本ヤクルトを飲むようになったが、全く体調を崩していない。元気。疲れてぐったりすることはあっても体調は崩れない。納豆もいいけど、ヤクルトの方が手軽じゃない?あ、でも飲めなくなると困るな・・・買い占めなくても1日1本だからね、皆さん。騙されたと思って少しの期間飲んでみてほしい。
意味のないことに意味を見いだそうとしてしまうけど、意味のないものは意味のないままでいい、でも意味がないと思うことが実は意味があったりして、ものごとは奥深くないようで奥深く、奥深いようで奥深くないのかな。なんて無限ループに陥りそうな(私はこれを魔界の森と呼んでいる)思考をなんとか食い止め、もっと気楽に生きたいなと思った1日だった。