目が覚めた。
今日もまた1日が始まる。
今日は仕事。さてどんな1日にしよう。
私の職場ではコロナワクチン2回接種を終えた人が9割ほどに達した。
私の2回目と同時期に上長が受けたんだけど、39度超えの熱が出たようでその感想が、
「何かを恨まずにはいられなかった」
とのこと。笑
もう内臓が痛かったと言っていた・・・
この人は1回目の時にも38度熱が出たと言ってたので、なんていうか、本当に人によるんだなぁと・・・。
私は前回に記したように、あれ??って感想だったので・・・
8月も20日を過ぎて、もう終盤である。
暑さも少しずつ和らいできて、あぁ夏も終わるのかとしみじみ。
私は、秋の気配を感じると紅茶を飲むようになる。
少し肌寒い朝に飲む紅茶が好きである。
思えばこの習慣は、初めての海外・オーストラリアに行ったときに出来た気がする。
オーストラリアとの出会いは18歳の頃。
短大に進学して初めての夏休みを目前に、来年は就活で時間がないだろうと、留学をするならこの夏しかないと友達と話していた。
でも経済的な問題もあって、私が出来たのは2週間のホームステイだった。
友達とどこへ行くかを、大学に併設されている留学センターで説明を受けて話し合っていた。
私が重視したことはただ1つ。
・英語をしっかり学べる環境に行きたい
元々私たちは短大では特別クラスにいて、基本的な授業はすべてネイティブによる英語で行われていた。
それでもやっぱり現地に身を置いてみたい!となったのだ。
まずはもちろんネイティブ圏ということで、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア。それぞれの国はもちろん特徴がある。
私はバイト代で費用を賄う予定で、あまりお金がかけられないということで比較的滞在費も授業料も安い、オーストラリアにしようと説明を受けて決めた。
オーストラリアの中でも日本人が少ないところがいいと希望を出し、紹介してもらったのが、パースであった。
友達は、英語学習はもちろんだけど、現地滞在を楽しみたいということで、アメリカ・ロサンゼルスに決めていた。
初めての海外、しかも1人。ドキドキと不安しかなくて、両親もとても心配していた。
一人暮らしをしていたけど、色々と準備が必要でしょとわざわざ私が住んでいるところまで来て一緒にスーツケースや必要なものを購入してくれた。
ちなみにそのスーツケース、とても派手な柄で小ぶりなんだけど、私は未だにそれを使っている。愛着が湧きすぎて全然手放す気になれないのと、全然壊れない!旅行業界時代にあんなに海外に行っていたけど、壊れず(同期たちは1年に1回くらいスーツケースを新調していたのに!)最後の添乗で成田空港に戻って来たときに壊れた・・・!しかしそれも修理で見事に治った。
見送りには行けないけど、帰りは空港まで迎えに行くからという言葉を残し帰っていった両親。
それからのことはあんまり覚えていないけど、ドキドキしながら準備をしていた気がする。
私が1日早かったけど、ほぼ同じ日程で旅立った私たち。
同じクラスでは私たち2人しか夏に海外に飛び出さなかったので、不安はあったけどあの子も今頑張っているんだ!と思うとしっかりしないとと気が引き締まった。
当時、パースには直行便が飛んでいなくて、乗継便を利用。(それも込みのパックになっていた)
タイ航空だった。
初めての外資の航空会社、機内に足を踏み入れると異国のにおいがして、ドキドキしっぱなし。見るものすべてが新鮮だった。
窓側の席で、遠くなっていく外の景色を見ながら
「あぁもう日本には帰ってこれないんだ」と思ったことを覚えている。笑
さて、バンコクに到着。乗継である。
乗継時間がなんと8時間ほどあったので焦ることなくゆっくりと空港を探検。わくわく。
マッサージ屋があったり、お土産を売っていたり。
でもこれからオーストラリアへ行くのに荷物を増やしてはいけないと心に誓い、とりあえず何か食べてみようかなと食料を求めてさまよう。
するとそこで、お~いお茶を見つけた。
わ!緑茶だ!飲みたい!と300円くらいはするであろう緑茶を購入。
たった10時間ほど前までいたのに、もう日本を懐かしんでいる自分。
そして飲んで驚き・・・
あ、甘い・・・なんじゃこりゃ・・・
よく見ると、お~いお茶じゃなくて、
おいし~いお茶 だった・・・がーん。外国の洗礼を受けた瞬間である。
まだまだ時間はあるけどやることないなぁとベンチでぼんやりしていたら、隣に座っていた男性に話しかけられた。
結構なまりのきつい英語で聞き取るのも大変だったけど、でもお互い身振り手振りで話して会話した。
彼はインド人だった。
日本から来たの!日本のどこ?などと彼の持っていたパソコンで日本地図を出してくれて画面を見ながら話したり・・・
おぉ、つたないながらも会話が成立している!と興奮したのであった。
そして離陸しながら窓から眺めたバンコクの夜景はびっくりするくらい美しかった。
「私、オーストラリアに行くんだ・・・」とジワジワと実感してきていた。
パース空港に降り立った時、独特のにおいがした。
これがオーストラリアのにおいかぁ。
迎えに来ていた人と合流。私の他にも何人かいた。まずは街中にある留学センターに行き、説明を受け、そのあと自分のステイ先についての情報をもらい、ステイ先へ行く。
私のステイ先は、50代女性とその息子さんの住んでいる家だった。
THE 海外!な平屋の家。ここかぁ・・・!とステイ先についてドキドキ。
優しく・・・いや元気に迎えてくれ、そしてネイティブであるホストマザー(以下ママ)の言葉が・・・あんまり聞き取れない。
すると、私には同室のルームメイトがいて、その子はちょうど2日前に来たのよと紹介してくれた。
インドネシアから来たキンタンであった。
とてもかわいい小柄な女の子で、年も同じくらいだった。
キンタンは割ときれいな英語を話し、(私からするとホームステイする必要ある?ってくらい)、また同年代の女子の私が来たことをすごく喜んでくれた。
また、離れがあり、そこには日本人男子2人が暮らしていた。
私はこの環境のおかげでほとんど日本語を話す機会がなかったので、これから2週間英語漬けの生活となったのである。
明日から学校が始まる。
こんなにわくわく、ドキドキする夜はもしかすると初めてかもしれない。
そんなことを思いながら、旅の疲れですぐ眠ってしまったパース1日目の夜だった。
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最近、お肉食べてないから、今日の夕食はお肉にしよう!